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屋久島の里 いってごらん(平内集落)

屋久島
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屋久島の里紹介第2弾 今回は、ポンカンの発祥の地「平内」です。

16 八幡神社

 八幡神社は、平内村の酋長・岩川某なるものの氏神を、村人が相談して村の鎮守の神として崇めまつり、俗に「岩川八幡」ということもあります。
 碑には、『岩川連得大神祗墳』と刻まれている事から、岩川一族の心霊の鎮まる聖地ではないかと推測されます。岩川一族は、朝鮮の役や関ヶ原の合戦等にも種子島勢として出陣し後の種子島家の家老職を勤めた名門でありますが、屋久島が種子島領時代には、その根拠は平内村にあったと思われます。
 八幡神社はの祭神は「誉田和気命(ホムダワケノミコト)」であり、「武運長久」の神様としてあがめられ、戦時中は特に多くの参詣者で賑わいました。昔は、祭日となる旧暦8月15日に、旗を背中に立て、鐘や太鼓をたたいて踊る五丁踊りが奉納されていました。

17 平内海中温泉

 平内集落の宝となっている海中温泉。
 住民の中には内風呂を持たない人も多くこの温泉を利用しています。
集落所有のこの温泉は、慶長4年(1599年)にはすでに発見されており、以来、区民の憩いの場として大切にされています。干潮時のみ現れ、満潮時には再び海中に没する。「色々な病気に効き、お湯を沸かして飲めば胃腸にもいい」といわれています。混浴で、観光客も住民も一緒なって入ることでき、裸の付き合いができるまたとない交流の場です。海を見ながら入る温泉、これ以上の贅沢ないだろう。

 なお、平内海中温泉は入浴の際、当温泉の維持管理のためこころざしとして200円を納めていただくようお願いしています。また、水着等着用による入浴はお断りしています。(入浴する前に注意書きを読んで、気持ちよく入浴してください))

18 お産の神様(ハンジョ神様)

 山川石で作られた五輪の塔で、形式は3~400年前のもので、仏式の供養形式をとっています。
昔は、「ハンジョガミ」といって安産の神様でほこらには腹太の石が祭られています。
 ご神体は、故渡部浩一氏宅で管理されていましたが、現在は故渡邉吉一氏宅にあります。
 昔は、安産祈願として鳥居の横を流れるスエ川(神社川)で小石を拾いツワブキ等の葉にのせてほこらにあげてお参りをしていましたが、現在は個人で自由にお参りしています。

25 青年神社

 島津家の家臣・頴娃主水(えいもんど)親智の墓碑・供養等で、五輪塔であることから、相当な功臣ではないかと思われます。
 頴娃主水は、タイ捨流(たいしゃりゅう)武術の達人として知られた、薩摩藩頴娃氏の武将ですが、慶長2年(1597年)10月の朝鮮の役で、忠恒公(18台代家久公)の勘気に触れて切腹を申しつけられたそうです。しかし、主水の人並外れた武勇を惜しんだ家老たちが、ひそかに平内に遠流し、11年後の元和7年の春、殿が機嫌よく主水の事を回顧した時に、家老の伊勢貞昌が、この時とばかり御赥免を願い出たものの、改めて切腹を命ぜられ、平内に使わされた3人の使者の前で切腹したとの記録が残っています。
 主水の人柄と武勇を惜しんだ村人が八幡山に葬り、祠を建てて霊を慰めたとあります。
 祭日は、旧暦の10月23日でありましたが、戦後、青年団が管理一切を取り仕切るようになってから、青年神社と呼ぶようになりました。
 西村越前守と頴娃主水の2人の薩摩藩武将は、平内居住2年の重複期間があり、仲良く海中温泉の浸かりながら朝鮮出兵の事を語り合った可能性があります。

42 相良市郎兵衛藤原長政

 2008年1月6日~12月4日に放送された、NHK大河ドラマ「篤姫」の時代に、薩摩藩の江戸藩邸で御庭奉行を務めていた相良市郎兵衛藤原長政の墓です。
 寛永2年(1849年)、島津家では世継ぎをめぐって藩を二分したお由良騒動(高崎崩れ)が起こりました。お由良の妹の夫であり、江戸藩邸の御庭奉行として藩主斉興(なりおき)に仕えていた相良市郎兵衛藤原長政は遠島の処分を受け、平内村に来ることになりました。
 市郎兵衛の刑は、屋久島の隠居申し付けとあり、隠居という刑の珍しさもあって、歴史上の人物となっております。市郎兵衛は平内村にあって「だんなじい」と呼ばれ、養子を2人とり、相良姓を継がせています。
 現在、平内に多い相良姓は、その末裔であるといわれています。

58 ぽんかん原木

       屋久島の特産品の一つである屋久島ぽんかんは、平内集落が発祥の地です。
 屋久島でのぽんかん栽培は、平内集落に在住していた黒葛原兼成(つづらばらかねなり)氏が、屋久島と台湾の気候条件が似ていることに着目し、大正13年(1924年)に、ぽんかんの苗木を台湾から移入し栽培したことで始まりました。
 兼成氏は、ぽんかん栽培の技術達成のため尽力し、多くの人にぽんかんを奨励し、屋久島ぽんかんの名声を高めました。
 現在は、ぽんかんは県下のみならず、他県においても栽培されていますが、屋久島ぽんかんは、高い糖度と程よい酸味、そして良い香りで親しまれ、全国で高く評価されています。
 黒葛原園には、今でも、台湾から移入したぽんかんの原木(樹齢100年)があり、町の文化財として指定されています。

76 夜籠り

 夜籠りとは、若い男女が八幡神社に集まり飲んだり食ったりして一晩過ごすことをいいます。
 夜籠りは、年2回行います。1回目の夜籠り(旧暦9月29日)を「神渡し」といい、全国の神々が出雲大社に参集する日の前夜、「神様の留守の間は、私たちが村を守り申し上げます」という意味をこめて神社で一晩過ごします。2回目の夜籠り(旧10月30日)は、「神もどし」よいい、出雲大社に参集していた神様が、この日に帰って来られるので、青年たちが「神渡し」のときと同じように神社に一晩こもって、神様をお迎えします。また、この夜は、全国的に縁結びの神様と知られる出雲大社のご縁のおかげか、若い男女が結ばれることもあったようです。

平内海中温泉祭り

 コロナ禍でしばらく開催できなかった、平内海中温泉祭りが7月22日(土曜日)に開催されます。18時開演 場所:平内生活館ふれあい運動広場

2019平内海中温泉祭り

屋久島の一部の集落で語り部さんのガイドにより集落の案内を行っています。           詳しくは、こちら⇨屋久島の「里めぐり」

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