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屋久島の里 行ってごらん(船行集落)

屋久島
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 屋久島の里 第14弾

  集落の中心にある船行神社にはご神体が3体あり、昔から安産の神様として知られ、屋久島中からお参りにきていた由緒ある神様がまつられている。
 神社の境内では、平地では珍しく700年の杉を見ることができる。もともと船行の地名は「船雪」だったらしく、名前の通り屋久島の中で唯一雪が積もる集落。


52 集落名の由来と船行神社

   船行集落の名の由来は、昔、船を造っているとき、大雪が降って積雪の重さで船が割れたので「船雪」とつけられた、と伝わっています。「屋久島の北海道」と表現されることがあるほど、島内の平野部の中では、雪が積もるほどの寒い集落です。昭和52年の大雪の時には、道路の除雪を行い、屋根の雪下ろしをしたほどでした。
 一方、「屋久島の地名考」の著者 永里岡氏は、船行神社(祭神:大山祗命、益救皇大神)は、お産の神、子宝の神として、古来から有名で、屋久島各地から女性たちがひっきりなしに参詣する神社であり、このことから、フナユキは、女性の行くところとして「女行」(フナユキ)と記するのが妥当ではないかとしています。
 今でも、子宝、安産祈願に女性たちが訪れることの多い船行神社は毎年、旧暦1月11日に大祭を執り行っています。

船行大杉と船行神社

70 ホタルの里運動公園

 昔から集落内に流れる西ノ川では、ほたるの生息が確認されていました。集落民から「人々が集う身近な場所にもほたるを飛ばしたい」という熱い想いが芽生え、平成9年にほたるの里運動公園を整備しましたが、ほたるは定着せず、いつの間にか衰退してしまいました。
 しかし、平成18年、「ほたるで地域を活性化させよう。」との気運が高まり、周辺の整備を図りました。
 餌となるカワニナの放流を繰り返すとともに、安定した水利を確保できたおかげで、5月から6月には、毎年、ほたるの姿を確認できるようになり、人々を楽しませています。
 また、園内は、運動施設をはじめ、誰もが憩えるウッドデッキを設置したりと、今では集落のスポットとして定着しています。

上:ホタルの里運動公園 下:ウッドデッキ

91 オゴソ-区民と故人の別れの地-

 船行集落では、葬儀の際、「オゴソ」と呼ばれる場所で告別式が行われます
 「オゴソ」とは、集落民全員参列のもと最後の見送りをするところで、中央の台座の上に白布を敷いて遺骨を置き、線香をたいて友人や代表者が焼香します。そして、遺骨を持って、反時計回りに3回まわります。
 屋久島では、唯一、船行集落だけの風習ですが、兵庫県の丹波篠山市でも同様なことが行われているそうです。
 この風習がいつ頃からあるのか、郷土誌を見ても年代はわかりません。お年寄りの方に聞くと、「昔から・・・」と言われるので、100年以上になるのではないかと言われています。
 以前は、船行神社の敷地内にありましたが、昭和52年に現在の場所に移転しました。

屋久島の一部の集落で語り部さんのガイドにより集落の案内を行っています。           詳しくは、こちら⇨屋久島の「里めぐり」

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