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屋久島の里 行ってごらん(小瀬田集落)

屋久島
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 屋久島の里 第23弾

 宮之浦と安房の中間点に位置し、「愛子様」の名前のつく全国唯一の山「愛子岳」のふもとの集落です。

62 小瀬田神社

 祭神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)。小瀬田集落は、昔、供養石野という場所にあって(現在の長峰神社付近)黒石野村と呼ばれる大きな集落でしたが、多くの災難や怪異に見舞われたため、現在の場所に移りました。小瀬田神社も、その時に現在の場所、海岸も上の地に遷座しました。
 小瀬田神社は、かつて明儀神社と呼ばれており、今と同じように海辺にありました。参拝者は、海で禊をしてから参る形式となっていたようです。神社からは愛子岳を望むことができます。
 例大祭は、旧暦9月16日にあり、小瀬田集落一番のお祭りです。昔は、例大祭のほかに、春祭り・秋祭りも行っていましたが、現在は、2年に1回、奉納舞踊を行っています。

63 下ん湖の湧水

 小瀬田集落は、昔、女川・男川の谷が深く、生活用水は下ん湖などの湧水を利用しながらの生活であり、大変苦労していました。
 当時は、早朝のまだ薄暗いころからバケツなどを持って、付近の水場へ水汲みに行くのが日課でした。
 元日の水汲みは、準備した米や塩を水場へ投げ入れ、水汲み歌を歌いながら水を汲んで帰り、神、仏に供えた後、家事に使用しました。
 町の水道施設が出来るまで湧水を利用する生活が続きました。
 元日の水汲み歌は、「年の初めに水を汲む、水を汲まずに福を汲む 福を汲む」と歌われていました。

 

屋久島の一部の集落で語り部さんのガイドにより集落の案内を行っています。           詳しくは、こちら⇨屋久島の「里めぐり」

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