屋久島の里 第13弾
屋久島の玄関口の発祥の地。飛び魚漁業の港町。縄文杉登山のスタート地点がある。屋久島水力発電の本源、母なる安房川が集落の真ん中を通る。高速船の発着所がある。
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29 大石亀女
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「オシカメジョ」は、大石亀女が語源とされている。普段の大石は亀の形をしており、しかも女亀の陰部に似た造形があることから「大石亀女」と呼ばれ、これが転訛して、「オシカメジョ」と呼ばれるようになった。という説がある。
「大石亀女」は人の名であり、謹慎のため流人となった武家の娘で、この近くで織物をして日暮しをしていたという伝説からきている。この大石は横腹に屋久島の地図をくっきりと浮かび上がらせている神石であり、屋久の守り神という人もいる。
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30 若宮神社
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当社の造営にかかわる一切の記録は存在しないが、石塔に見るかぎりでは、自然石のもの、無銘のもの、およそ140年前の嘉永年間(1850年)ものもがあり、境内の入口に元禄7年(1694年)の5輪の墓石がある。
祭神は女性であるといわれ、村人は防火の神として信仰を続けている。
現在は、旧暦の3月3日に本仏寺の住職の独経により祭りがとり行われており、なぞにつつまれた神社である。
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31 安房吊橋
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安房川に架かる安房橋は、昔はつり橋であった。この安房吊橋は、営林署直営で、昭和4年10月に着手し、昭和5年10月に完成した。
長さ100メートル、幅4メートル、総工費約5万円(現在の価値で3,000万円強)であった。
安房川の吊橋工事には、ワイヤーロープのアンカー工事のため粟穂小学校の児童300人余りが数日がかりで浦浜より玉石を運び、工事に参加した。
吊橋完成から、安房川の往来が自由となり、それまで不便をかこっていた島民の喜びは筆舌に表しようもないほどであったという。この吊橋完成より、陸上交通手段が馬の背の時代から、解体される(昭和50年6月)までの45年間、島民は文明の恩恵に俗することとなった。
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屋久島の一部の集落で語り部さんのガイドにより集落の案内を行っています。 詳しくは、こちら⇨屋久島の「里めぐり」
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